花火をみたの話
ビアガーデンに引き続いて夏らしいことをした。
ビアガーデンが先だったのか後だったのかはもはやわからないが、まあ気にしていても仕方がない。
河川敷にビニールシートを敷くタイプの花火に行った。というか、予定が見えず観覧席のようなところを買っていいのか微妙だったからである。そもそもお金を払って花火をみたことがない。もはや乞食と言われそうだが、似たところがあるため大きな反論はせずにおく。
さて、花火はよかった。夏であった。
浴衣の男女が大量におり、泣き叫ぶ子ども、楽市楽座の存在しない的屋に並ぶ長蛇の列、光ってから時間差で届く破裂音、風下で感じる火薬の香り。
どれをとっても夏である。
愛を語るつがいがいれば、両親の愚痴を言い合う若人もいれば、子どもと花火の写真を必死におさめようとする父や母もいれば、無言で花火を凝視する我々もいた。
すべてが騒音、すべてが景色、すべてが花火の一部である。何か欠けてもいいし、何も欠けなくてもいい。
無職(とはいえ、今月からは会社員もどき)がたまには雑踏に混じってみてもいいだろう。わたしだってたまには景色の一部になりたいのである。
花火自体はそれなりによかった。今までで一番よかったものはどこだかわからないが、調布か葛飾か神奈川新聞、東京湾かそこらへんだろう。次点で流山だか三郷(同時開催か?)、足立、取手かたまがわ、更に下げれば隅田川と土浦である。
大曲も見たがうーん、混んでいた。同様に土浦、隅田川は激混みでむずかしかった。
電池がないため、こんなところで。
九月だし、なんかしら言い回しを変えていくか。
あぐれ