おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

最近の話

ここのところ実に穏やか極まる生活を送っているのである。




いいことに違いはない。


私生活での諸々はあるものの、人生単位で見れば瑣末なものだろう。気が向いたら仕事に行き、分相応に外に出て遊び、自宅では何も考えずに金魚を見る。

いわゆる身の丈にあった生活というものをしている。

特段贅沢をするわけでもなく、かと言って質素倹約を旨と生きるわけでもない。
割と最近意識しているのは「中庸」

「中庸」とは儒教の中の概念のようなものである。何か極端にならず、偏ることなく中正であることというのがわたしの認識だ。多少間違っているかもしれないが、儒教ではないためご愛嬌ということで。


「中庸」意外と意識すると難しく、大抵の人間は白黒つけたがるものである。もしくは点数化したり、比べても致し方のないものと比べては一喜一憂し、己の精神を消耗する。
わからなくはない考え方だか、おそらく疲れる生き方だと思う。




無論、わたしにも白黒はっきりさせないと虫の居所が悪い時期があった。思考は常に0か100かのどちらか。精神的には相当追い詰められていたと思う。そんなに肩肘貼らず働いていてもよかったのだが、当時はそんな余裕もなかったのだろう。
ある意味でいい経験である。

どの程度でブレーキをかけるか、自分の機嫌をどのように取るか、疲労やストレスの類を解消させるか、そのあたりをうまく調整できるようになってきたのは、歳をとったこともあるかもしれないが、いつも中庸を意識していることが大事なのだと思う。




とはいえ、他人に押し付ける気はないものの、この話をしたら「なんか冷たい感じする」と言われてしまった。
人間関係はまた別のお話。




そんなところで。





ぬるぬるアーボック