おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

睡眠

眠剤を飲んでいる。最近は入眠剤だけである。

主治医が「多少睡眠が短くても昼に支障がないのであれば睡眠薬のむやみな追加はやめておこう」という薬をバンバン出さない方針の方だからである。これはありがたい。

 

平均睡眠時間は4時間、毎晩悪夢かそれに近い夢を見る。フロイトかそこらの変態に言わせれば深層心理で葛藤があるのだろうが、そもそも両親との愛着形成が上手くいってなかった時点でお察しの通りである。書いておいてなんだが、難しい話はよくわからない。

 

睡眠が短くていいことは、1日が長くなることである。よくないことも1日が長くなることである。要するに暇な時間が増えてしまうのだ。暇なだけならまだ良い。大抵考え事をする、考え事をすれば悲観的になる。つまりそういうことである。

 

寝ないと体力が回復しない。これはあながち間違っていない。

ただ、横になっているだけでも肉体はどうにか回復する。

 

寝ないと頭の整理ができない。これが問題である。

さきほどの考え事ループに通じるところもあるが、脳みそが休まらない。結果、脳みその分泌系も治りづらい、つまり病気の寛解が遅れるのでは?というのがわたしのざっくりとした素人仮説である。 

異論反論好きなだけどうぞ。なんせわたしは医学部医学科を卒業してもいなければ、精神科医の専門も取っていない。ただの患者である。噛み付きたい暇人がいれば存分に噛みつかせておくくらいの余裕はある。素人とは責任がゆるくてよい。クレーマー風説の流布でもしなければ、素人は言いたい放題である。

表現の自由のなんと素晴らしい事か。

 

 

 

話を戻し、個人的な願望だけ言わせてもらえば、1日6時間は寝たい。理由はもちろん暇だからである。暇な時間に勉強するなり、読書するなり等々のご助言もありがたく頂戴はしておくが、今のところ病状的にインプットの能力が低下しているので、本は読みたくないし、勉強も死にたくなるので今は遠慮しておく。

そこそこに本は好きだが前回の抑うつ期で字が読めなくなり、本も漫画も9割方捨ててしまった。

もう本は買わないと思う。あると惨めで死にたくなる。

 

 

さて、6時間寝るためにはおそらくサイレースか、ロヒプノールか、ベンザリンか、ドラールでも何でもいいが、短期型ではない睡眠薬が必要になる。

我が家においてあるのはサイレースベンザリンベゲタミンだけだか、当面使うつもりはない。ベゲタミンに関してはもう合法的に入手出来ることもないだろう。古きよき眠剤だった。

願望と相反するが、寝るためにそんなに薬を飲む必要があるのか、という疑問も正直ある。逆に言うとそんなに薬を飲まなければ寝られない睡眠に意味はあるのか、ということだ。意味はないと思う。

 

わたしが寝ようが寝まいが、世の中の人たちはそんなことをしったこっちゃないし、不眠気味でも朝は来るし、社会は動く。わたしがただうだうだどうするべきか考えているだけである。やはり、意味はない。

 

 

 

不眠の原因を考えてみれば、おそらく父による暴言暴力に怯えていたことから、睡眠が浅くなり、寝る時間が短くなったのではないかと思う。何にも怯えない今でさえ、夢の中では怒鳴られ殴られがたまにあるのでまあ寝たくない気持ちもわからなくはない。

ただ、現状今の部屋で寝ていれば物好きな不審者でも侵入してこない限りはわたしの安全は確実である。この上ない幸福の上で寝られるはずなのに 過去の記憶を無意識層から消すことはなかなか容易ではないらしい。困ったちゃんである。

 

 

 

 

眠れないことを考えてもしかたないか。

あれを使うことにしよう、夏だから仕方がない。

 

 

 

 

ゆめの中ではぐれようね。

あぐれ