おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

小夏日和

すっかり夏みたいになってしまった。

まだ4月らしいが、ほぼ夏の様相を呈している。夏である。

 

 

 

GWには久々に金魚鉢の掃除でもしようかと思う。

金魚鉢はあまりいじくりまわすと金魚に負担がかかるので1割の水換えをなるべく毎日(無理だと週2)するくらいに留めている。

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頭のおかしい大きさの金魚鉢だと思う。

正確には睡蓮鉢で、購入したてのときには睡蓮を植えてその上で金魚を放流するつもりだった。水草の類は冬に金魚に食べられてだめになってしまう。

 

正直に話すと、睡蓮を育てるのは面倒そうだったからというのもある。ソイルを入れると手入れが云々…放っておいても勝手に育つのが金魚のいいところである。こいつらは強い。

 

 

 

本当に小夏日和という感じである。

お祭り、花火、金魚すくい、どれを取っても夏とすぐにわかる。

浴衣を着て、金魚をすくって、自宅で水合わせするところまでがお祭りであり、金魚すくいである。お祭りの金魚は儚い。

 

 

 

我が家の金魚はお祭りの金魚すくいの金魚ではない。

非常に残念なことではあるが、祭りの金魚は自宅に来てから1週間以内にほぼ鬼籍に入ってしまった。そうじゃない金魚はこの睡蓮鉢の支配者に食べられてしまった。いつの世も弱肉強食である。

金魚は雑食なので水草も食べれば、動物性のたんぱく質ももりもり食べる。好き嫌いをしないのはいいことだ。おかげで夏は1回も餌をやらなくたって勝手に産み付けられて水の中を動き回るボウフラみたいなやつらを食べて一石二鳥である。

冬にももちろん餌はやらない。冬に食べさせすぎると消化不良で死んでしまう。そうでなくとも、冬眠からの永眠をキメるやつらがいるので油断ならない。

 

 

 

それにしても調子に乗って大きい鉢を買ってしまった。引越しのときに持っていけるのか、処分するのにいくらかかるのか、わたしとしたことが大きくて処分に金のかかりそうなものは買わないが信条だったはずなのにノリと勢いで今に至っている。この鉢を買って以来、衝動買いは1度もないのでそろそろ時効になると思う。ただ、時効になっても鉢は消えない。

 

 

 

この睡蓮鉢とは別に2つ新品の水槽がある。正直捨てようか迷っている。水槽があると生体を買ってきてまた何かしら飼ってしまいそうな気がする。婚期が遠のく。

 

 

 

 

夏といえば海である。プールである。暑いのはいい加減にしてほしいが、夏なのだから仕方がない。夏のいいところは大抵のことが「夏だから仕方がない」で済むところだ。夏で済まなかったら警察に行くしかない。警察署の中は涼しいのだろうか、取調室が暑かったらほぼ全ての被疑者はすぐに音をあげてしまうだろう。夏だから仕方がない。

 

 

 

 

こんなことをつらつら書けるくらいなので今は気持ちがとてもフラットである。フラットな気持ち、フラットな状況、フラットな生活、変わり映えのない日常を大事にしたい。

夏は劇的か、否。夏に劇的なのは昨今の日本の夕立、もといゲリラ豪雨だけである。残りは夏にかまけて調子に乗った人間達のサマータイム劇場だ。働き始めたら7-16時の会社がいい。年中サマータイムでお願いしたい。

 

 

 

 

夏に関係なくビタミンゼリーが飲みたくなってきた。

黄色の飲み物はやはり正義である。

 

 

 

 

 

夏の夕暮れ、ちょっといいかもね。

あぐれ