おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

試写会

映画の試写会がすき。

 

最近はちはやふるの最後(?)の試写会に行ってきた。広瀬すず野村周平と誰かが登壇していた。芸能人は大抵顔が小さい。小さくて整っている。連作の最終章だったらしいがそんなことは知ったこっちゃない。ちはやふるはアニメで3話くらい観た。試写会に行くのに充分すぎる予備知識があった。広瀬すずの顔は小さい。

 

正直、 生の芸能人なんかはどうでもよくて、話題になりそうな映画をタダで観られるからすきというくそみたいな乞食根性こそが試写会をすきな理由なのかもしれない。すきに理由は要らない。

 

 

とはいえ、試写会なんてものは大概が平日にやる。平日の、しかも会社員が退勤できたかできないかくらいの絶妙な時間に始まる。要するに9-18時なんかで勤務しているような奴等はほぼ行けない。まあ、試写会に来ているのはほぼ学生と主婦とよくわからんフリーターみたいなやつらばかりである。わたしもここのところの無職さが板についてきたところで試写会応募をぽちぽち再開した。

 

少しだけ後悔していることは空飛ぶタイヤの試写会に応募をし忘れたことである。原作を読んでいるし、ニュースも知っている。だから観たかった。出ている芸能人なんかどうでもいい。生で見られたらそれは見たいが、どうせ暇しているのだから内容を知っていてなおかつ興味のある映画の試写会には行きたかった。珍しく金が惜しいというより、この作品に限っては他の人より早く観たかった。まあ、無理だったので公開して人がまばらになってから観に行くと思う。

 

 

 

試写会とは関係ない話で、わたしはネタバレがすきである。結果を早く知りたいというのはおそらく誰にでもある感情だろうが、映画、小説、アニメ、マンガ、ジャンルを問わず最後どうなるのか早めに知りたい。ネタバレ絶対殺すマンからしたら、意味不明な思考回路かもしれないが、わたしは知りたいのだから仕方がない。それにわたしはネタバレされたいだけであって、したいわけではない。他人を落胆させるようなことを進んでするほど好戦的な性格は持ち合わせていない。

ネタバレ絶対殺すマンに殺されるのはごめんだ。あいつらはネタバレに親でも殺されたのであろうか。それならわたしの親でも殺してくれ。正直、親のことはもうどうでもいい。

 

ちなみに言うと、わたしの兄弟もネタバレがすきである。我々の間でだけはすきなだけネタバレをして、すきなだけ話の結末を知っている側に聞きこうことが許されている。原作を読んでいる方が今期のアニメのネタバレをするなんてザラであるが、お互い知らない内容に関してはもちろんGoogle先生に教えを乞う。

ネタバレ云々については遺伝なのかもしれない。思えばうちの親もネタバレされてもなんともない人間達だった。そもそも、彼等は興味関心が喫煙アルコールパチンコスロットブランド物といった類だったから、架空の出来事の結末なんてどうでもよかったのかもしれない。本人達に聞いたわけではないのでわからないが、とにかく我が家はネタバレに寛容だった。

 

 

そういう意味で試写会は一般人にとって最も早く、かつ合法的にネタバレをしてもらえる場なのである。

 

これに行かない手はない。観てから「ああ、この映画に金を払わなくて済んだ」と思わないこともないので、そういう意味でも貴重だったりする。

 

友人と一緒に行って「誘ってくれて申し訳ないけど、この映画は自分でチケット買わなくてよかったわ。ありがとう」そう言われた試写会もあった。かぐや姫の物語みたいな映画だったと思う。はっきり言ってわたしも同意見だった。試写会が当たらなかったら、意味不明な力の入れ方をしたらしい(我々には全くわからない)映像制作の自己満の塊を苦痛に悶えながら、金を溝に捨てた方がマシかもしれない、それならまだ拾える程度の怒りを抑えつつ、映画館を出た瞬間に「金曜ロードショーで観ればよかった」とでもツイートしているに違いない。

 

 

 

そんなわけで今日はのんびり試写会の情報を集めている。

 

 

 

 

まぐれでも当たるとうれしいね。

あぐれ