映画を観たの話
お待ちかねの空飛ぶタイヤを観てきた。
原作は池井戸潤、
ここからは半分ネタバレになるため、DVDでも借りたいという人は読まないことをおすすめする。
原作を読んでいた映画だった。
内容は三菱自動車のリコール隠しを下地にした作品で、自動車のある部品に不具合があるものの、メーカー側はそれを知りつつ隠蔽して販売、結果として小さな運送業者のトラックのタイヤが外れ、死亡事故に繋がってしまい、運送業者の社長が世間から整備不良と叩かれる中、「そもそもこれは自動車メーカーの構造上の欠陥なのでは?」と真相究明に奔走する話である。
主演は長瀬智也、ディーンフジオカ、あと有名な人がたくさん出ていたが正直名前はよくわからない。長瀬の妻役の人が美人だったので、たぶん有名な人だと思う。
エンディングはサザンオールスターズ。
正直なところ、実話、しかも三菱自動車という大御所を元にした作品であったため、原作を読んだ時点でのわたしは「この話はおもしろいが、ドラマ化や映画化は難しいだろう」という勝手な感想を抱いていた。
予想通りというわけではないが、やはり東宝は手を付けづらかったらしく、松竹が映画化してくれた。そしてこの映画に出演した俳優や女優の方々も賞賛したい。下手をすると三菱系のCMオファー、三菱系がスポンサーになっている仕事が今後ゼロになる可能性があるからだ。
御託はいい。
映画の感想である。
結論から申し上げると4回観に行った。
それだけでおそらく十二分に伝わるのではないかと思う。
邦画は劇場で観る必要があるのか?と毎度思っているわたしであったが、劇場の音楽や映像の迫力はやはり金曜ロードショーでは味わえないものだと痛感した。
そんなところで、リコール隠しはよくないわね。
ぐるぐるメリーゴーランド。
あぐれ