化粧の話
起床からおよそ15分で外出可能な人間である。
というのも、いつぞや書いたかもわからないが、化粧は手を抜きに抜いている。
夏は面倒なため、日焼け止めをつけたらルースパウダーをはたかない。はたいたところでどうせ汗で流れてしまうためだ。無駄なので日焼け止めの塗り直しくらいしかしない。
鼻やら額に脂が浮くこともない。あぶらとり紙を使ったことがない。
無論、ファンデーションもコンシーラーも必要ないし、下地の類も要らない。
眉毛に至っては眉ティントのおかげで適当にパウダーでぼかすだけで事足りる。
何をしているのか、
化粧については日焼け止め、シェーディング、ノーズシャドウ、つけまつげ、アイシャドウ兼アイライナー、チーク、眉毛のパウダー
以上である。正味10分あれば充分なのだ。
あとの5分は着替えとその日の持ち物で忘れ物がないかを確認する時間である。
髪の毛は梳かしても梳かさなくてもさほど差はない。
朝起きたてで外に出られる。アイロンは使う必要がない。そもそも持っていない。
夏は暑いのでポニテか貝殻のクリップみたいなものでまとめるが、それもかかって1分程度だろう。面倒なヘアアレンジはプロに任せるのが一番である。
まあ、こんな話はリアルの人間にすると基本的に反感を買いかねないのは充分承知なので、ブログで自慢気味に書くだけで自尊心を保っていく。
顔のパーツはさておき、髪と肌、歯並び、歯の白さには自信がある。ホクロを飛ばしたものの、準天然でここまでできているのだから、今後もファンデは使わなくていいところまで使わずにいこうと思う。
必要になれば下地もファンデもコンシーラーも自ずと買い求めるようになるだろう。無駄なものは省いていく、それだけの話である。
化粧のために毎朝1時間だかそれに近い時間を費やす女性を見ていると尊敬せずにはいられない。美意識の高さにただただすばらしいと思うばかりである。
だが、現在のわたしには必要がないものなので、残念ではあるがしばらくそちら側に回るつもりはない。
あとは電車の中で稀に遭遇する化粧臭いババアになりたくないというのが本音である。
あれはなんなんだろうか、はっきり言って公害であるし、そんなに顔のシミだかシワが気になるのであれば、美容外科で一発解決である。それができないババアだから公害レベルの化粧臭さを振り撒いているんだろうが、そういうのがきらいなのでわたしは女性専用車両には絶対乗らない。
女は臭いのである。
まあ、夏の汗だくおじさんリーマンと化粧臭いババアとどちらを取るかと言われたら、僅差で前者を選ぶだろう。汗だくおじさんリーマンはわざとではないので致し方ないというのがわたしの見解である。
夏の満員電車は暑い。
そんなところで、アラサーファンデなし、しばらく攻めていく。
ぐるぐるまつげパーマ。
あぐれ