おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

ちぐはぐ

今はすっかり無職の顔になってしまったものの、わたしも去年までは働いていた。石を投げれば社会人に当たる、そんな感じの社会人であった。

 

無職とはいえ税金の支払いはある、国民健康保険の支払いもある、国民年金の支払いもある、ノリで入った個人年金の支払いもある。特に前半2つは前年の年収にかかるものなので「そんなもの一括で払えるか馬鹿たれが」くらいの気持ちでいつも振込書を見つめている。

こんなものの支払いができたからなんだという話なのだが、そこらの学生から見たらおそらく立派な大人である、まあ今無職なだけで医療費控除!確定申告!ふるさと納税!確定申告不要!なんてことを考えるのは完全にジジイとババアしかいない。年齢などは関係ない、経済的ジジイか、経済的ババアか、経済的若者か、そもそも経済的とは何なのか、こむずかしいことはあまり考えないようにする。

 

 

とにもかくにも、わたしも立派な経済的ババアになってしまった。ただ、金の使い方がどうも学生の頃から変わらない。節約志向というわけでもないが、そこらへんに転がっている社会人を見ると、金銭感覚がいまいち年齢に伴って成熟していない気がするというあたりである。

 

「これ」という決定打はいまいち見付からないものの、他人に比べて異常に購買意欲が低いと思う。加えて自分の生活の質が落ちようがあまり興味がない。

 

毎月のガス代は2000円で収まるし、電気代も2000円で大抵収まる。食費はたぶん20000円あればおやつがたくさん買える。

部屋に無駄なものを置きたくないので意味不明なインテリアの類は買わない。衝動買いで後悔したこともほぼない。ひとりのときはなんとなく外食をする気も起きないし、正直エアコンを消すのが面倒だからつけない、ガスも消すのが面倒だから水でシャワーを浴びる。このあたりがちょっとおかしいのかもしれないも思う。気質的にもともと自身の生活に対して興味がわかなくて雑なのか、病気になってから面倒なことはとことん省いて自分の負担を減らす方向になったのかはいまいちわからない。わからない上に大して困ってないから変える気にもならない。

お酒もひとりで飲むといいことがあるのかいまいちわからないから他人と一緒のとき以外は飲まない。季節ごとに出る化粧品の類も必要性を感じなくて買う気が起こらない。

もっとそこらへんのOLみたいに「今季のコスメはこれがほしい☆」

くらいのことをした方がいいんだろうか、冷蔵庫に缶ビールや缶チューハイでも冷やしておいて、コンビニで買ったつまみと一緒にぼんやり流してこんでみた方がいいんだろうか。

まったくわからない。

 

 

まあ、お金を使うことが異常にこわくなることもあって、それは大抵抑うつがひどくて貧困妄想にとらわれているときだから、そのときだけはまた例外だと思うんだけど、なんだかちぐはぐな大人になってしまったなあという気持ち。

 

人生を豊かにするためにはもっと不必要なもので満たされる生活をした方がいいのかな。

物質的な豊かさはそんなに求めてないから、やっぱり邪魔になってしまうと思う。

 

 

 

毎日、空の色でも眺めて、街路樹の花が咲いたとか、公園の緑が濃くなったとかそういう変化が感じられるだけで割としあわせなんだけど、なんだか現代社会に合っていない気がしてとてもちぐはぐした気持ちになる。

やることは一丁前に大人のふりして納税だのなんだのしてても、頭の中は変わらず雨上がりに傘振り回して喜んでるような精神年齢なのかもしれない。

 

 

 

自分のしあわせは自分で決めたらいいよね。

 

 

 

毎年ぐれずに花を咲かせる草木はえらいね。

あぐれ