おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

ボトックス注射を打ったの話

エラが張っているというより、夜中の噛み締めがひどい。

 

 

 

要するに噛み締め癖をどうにかしたくて行ってきたというわけである。

この癖が厄介者で、大抵はストレス由来で無意識に噛み締めてしまうらしいが、噛み締めれば噛み締めるほど、咬筋(アゴの筋肉)が発達してしまい、余計に噛み締めやすくなるという悪循環に陥る。

 

 

 

で、手っ取り早く咬筋を衰えさせることができるものがボトックス注射というわけでやってきた。

そもそもボトックス注射とはなんなのかというところからだが、ボツリヌス菌という人体に有害な毒素を発生させる菌の一部分を抽出・精製だかなんだかメーカーが頑張って、うまい具合に調整した液体を注射して、筋肉の発達を抑え、雑に言えば軽い麻痺状態にするというものである。

 

まあ、なんでも物は試しだ。

 

 

 

どこの美容外科もカウンセラー(女性の営業)と相談、料金の説明があり、合意すれば医師の問診(という名のメリットデメリットの説明)のあとに施術日の予約を取るか、ボトックス注射のように簡単なものであればその日にやってしまうか、という流れであった。

たまたま時間がよかったのか、サクサク進んでありがたかった。

 

 

 

そして、カウンセラーのお姉さんにボトックス注射とフォトフェイシャルの相談をしたが「あぐれさんはフォトフェイシャルの必要がない、勿体ない!」と言ってもらえたので、とりあえずボトックス注射だけしておこうと思った。

わたしはしばらく噛み締めがまた酷くなったらボトックス注射を検討するくらいに留めておく。カウンセラーのお姉さんからそうやって言ってもらえるのは非常にありがたいことである。

まあ、肌の褒めもボトックス注射を契約させるための営業の一環なのだろうが、それでもわたしにとってはありがたい一言であった。みんなに伝えたかったので2回書いた。

 

 

 

 

ボトックス注射の施術であるが、小さな針で何度か咬筋の張ってる箇所に分けて注入していった。てっきり片側一部に1回ずつだと思っていたのでそれは少し驚いたが、痛み自体はインフルエンザの予防注射よりも遥かにマシで「こわかったらこれを握ってくださいね」とつぶつぶのついた弾力のあるボールを渡されたが、力を入れることなく持っただけで終わってしまった。

つまり、わたしにとっては大した痛みではなかったのである。人によっては表面麻酔を使ったりもするだろうが、歯医者の表面麻酔よろしく、表面は痛くなくても内側が痛いのだからどうせやったって仕方ないとわたしは思っている。痛みに自信のない人はお守りがわりに麻酔を使うのも手だと思うが、やはり料金は発生するのでお財布と相談してほしい。

 

 

 

副作用に関して、内出血の可能性、アルコールの摂取や施術直後の過剰な運動、ボツリヌス菌の嫌うような高温多湿な環境(ホットヨガや半身浴、ミストサウナや類)にいると効果が薄まったり、別の場所にまで注入した液体が広がってしまうことが医師の問診と施術後に伝えられた。2度も要らぬと思う方もいるかもしれないが、初のボトックス注射だったのでそれで非常に安心することができ、個人的にはとても丁寧な印象であった。

言われた副作用の内出血はなく、快適である。

 

 

 

付け加えるとボトックス注射自体の効果は本人が感じ始めるのは1週間から10日ほど経ってから、人から小顔になったか聞かれるのは1ヶ月ほど経ってからで、効果自体は3ヶ月ないし4ヶ月で徐々に切れ、元の咬筋に戻っていく人が多いとのことなので、そのあたりにまた検討してみてほしいとのことである。

何が言いたいのかというと、コース契約の勧誘があると思っていたので、めちゃくちゃに拍子抜けをした。勧誘などせずとも次回来店がある自信があるからなのか、昨今の無理やりな営業はネットで炎上しやすいだの色々あるんだろうが、とにかくコースのコの字も出なくて驚きを隠せなかった。

 

 

 

効果のほどはというと、昼すぎくらいに注射をして、今が大体6時間ほど経っているが、なんとなく小さくなった気がする。これに関しては完全に気のせいなのだろうが、本人が勝手に満足しているという点では非常に有意義な行為であったように思う。

寝るときの噛み締めがどの程度減るのかについてもたのしみだ。

 

 

  

 

 

そんなところで、形を整えるだけが整形ではないよ。

噛み締め対策でボトックス、今のところは効果はわからずとも後悔はしていないので、やはり悪くない。

 

 

 

 

ぐるぐるマーブルチョコレート。

あぐれ