ラクーアに行ったの話
水道橋にある施設のことである。
この日は人生初のラクーアであった。
わたしは新宿のテルマー湯を何度か利用したことがあるものの、ラクーア未経験であったのでそれなりに楽しみにしていた。
料金後払いで、入るとタッチキーつきのリストバンドが渡されてそれがロッカーのかぎ、またラクーア施設内での財布代わりになるのである。この制度はテルマー湯とまったく同じだったため、わかりやすい上に楽で非常によかった。
館内着も女性は三種類から選べて、好きなものを着てのんびり過ごすことができるようであった。
肝心の風呂はどうなのかというと、テルマー湯よりもよかった。
露天風呂の炭酸温泉がぬるく長湯出来てしまうので、1時間半くらい入っていたように思う。テルマー湯にも炭酸温泉はあったと思うが、水温自体は長湯向けではなかったように思う。しばらく行っていないので忘れてしまったが、とにかくテルマー湯は内風呂に炭酸温泉があったので、外でたらたら入っていられるラクーアに軍配が上がったというだけの話で勝手のいい方を使えばいいのである。
タッチキーというのもなかなかのくせ者で財布を出してものを買うわけではないので、ついつい風呂上がりに飲むヨーグルトを買い、寝起きにも飲むヨーグルトを買ってしまった。ラクーア側の思うつぼである。
この制度を考えたもうた人物はほぼ神か、そうでなければ天才である。
わたしはこれだけラクーアラクーアと書きながら、ひとりで行くならアクセスのよさからテルマー湯一択である。
ラクーアは人と一緒に行ったので正直あれこれまわれなかったが、わたしはテルマー湯でミストサウナやふつうのサウナで汗を流しに流したあと、水風呂の水を頭からかぶるのがすきであり、テルマー湯は水風呂の配置が絶妙なことこの上ない。
そして、今回もラクーアだテルマー湯だと書いているが、各施設からのキックバックはなしなので、行きたい人は勝手に行けばいいし、行きたくない人は一生行かなければいい。
正直なところ、わたしとしては潰れない程度に人が入り、わたしが行くときには空いているのがいちばんである。人間なんて所詮はその程度の生き物だ。
そんなところで、本物の温泉に行きたくなってきちゃったね。
ぐるぐる流れるプール。
あぐれ