マイブームの話
食べ物のことである。
今は空前のソースブームがきている。
ウスターよりは中濃、とんかつ、オタフクがいいのである。
濃い味がほしい。
無論、ソースをそのまま飲む日もあるが、それだけでは味気ない(味はある)ので、何かしらを作る。手っ取り早いのが焼きそばである。
この前の卵食も未だに1日平均3個は消費しているので、それにかけたいところだが、卵と我が家のソースは相性がよくなかった。
焼いた卵は塩胡椒、醤油、ケチャップあたりがちょうどいいらしい。好みがあると思うので、ソースで食べたいやつはソースで食え。
結果、焼きそばか、野菜炒めか、コロッケあたりに滴るほどかけにかけ、ソース味にして食べるのである。
あとはこれもまた定石ではあるが、カレーにもソースをかける。カレー味かソース味かよくわからないくらいがよい。
最近は頂き物のそうめんにつゆをソースで割ったものをつけて食べている。これは意外とおいしい。つるっとした和風の焼きそばである。
あとはせんべいやら、ポップコーンあたりもソースでびしゃびしゃ毘沙門天にして食べている。要するにソース味だがソースはおいしい。
なんでこんなにソースブームになっているのか、わたしなりに考えてみたところ、おそらくは夏で汗をかき、塩分不足で濃い味のものを欲しているのではないかという結論に至った。
理由は何でもいいのである。安く自分を適当に満足させられることがあればそれで人生は事足りる。
ようやく夏本番という雰囲気も出てきたので、花火や縁日の類に行ったときはソースをたっぷりつけてもらったお好み焼きでも食べようと思う。
ぐるぐるクレープ屋さん。
あぐれ