おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

蚊に刺されるの話

今年もとうとうあの季節がやってきた。

 

 

子孫を残すために必死に吸血をし、我々の皮膚に痒みの置き土産をしていく蚊の季節である。ちなみにわたしは今年既に2箇所刺された。めちゃくちゃにかゆい。ムヒの高いものを使っているが、かゆい。

 

蚊に刺されは刺された瞬間に「あ、やられた」とわかるものと、自分で赤みを見付けて「うわ、かゆい」と気付くもののふたつにわけられると思う。わたしは大体見付けてかゆくなる型の人間である。認識できていなければかゆくない気がする。気持ちの問題である。

 

 

家中でぐるぐるの蚊取り線香を焚くべきか迷うが、今年の2箇所は今のところ外出中にやられているので、虫除けスプレーを使うしかない。面倒である。朝に虫除けしても昼くらいには効果がなくなっている気がする。こまめにスプレーし直すべきというのはわかる。わかるが、出先だと虫除けスプレー自体が嵩張るし、いまいちどこでかけ直していいのかわからない。お手洗いでいいんだろうか、火災報知器が鳴らないか心配だ。

 

噂によると、蚊に刺されづらい体質の人もいるらしい。蚊は基本的に二酸化炭素濃度の高いところと湿度気温の高いところに引き寄せられる習性があるとのことで、つまり汗をたくさんかくデブは刺されやすいということである。わたしのことか。

要するにとりあえずは痩せれば多少蚊の被害もましになりそうな感じがする。高い服を買うより痩せろ、珍しくアクセサリーをつけるより痩せろ、虫除けスプレーもいいが痩せろということである。世の中の大抵のことは痩せたら解決するのではないだろうかとさえ思えてしまう。わたしに限った話だ。真に受けないでいただきたい。

 

 

 

 

蚊も蚊で、栄養豊富な血液を吸えるか否かで産卵の可否が決まってしまうとのことなので必死である。ふだんは花の蜜なんかを主食にしているらしい。病原菌の媒介者でなければ意外と無害な生き物なのかもしれない。しかし、人から嫌われるフォルムをしているのは損である。輪廻転生は信じていないが、万一蚊になってしまったら「ぱちん」と叩いて次のステージに進めてほしいところである。

 

 

 

 

ぶたの蚊取り線香使いたいね。

 

 

 

ぐるぐる蚊取り線香

あぐれ