日の出前がすきの話
今日も朝起きてさんぽに行ってきた。
起床は大体4時前後だ。早朝覚醒ともいうが、まあ早起きである。
今の時期の4時はまだ薄暗く深夜の冷たさが残っていて頬にあたる空気が心地いい。例に漏れずポケモンGOをしながらのさんぽである。
歩いていると徐々に東の空から明るくなってくる。空にやわらかい夕焼けみたいな色をつけてゆっくり1日の始まりの気配を感じさせる。
わたしはこの時間がとてもすきである。なんとなく自分がその日の太陽と同じ時間に出勤したような気分になるからだ。これから夏至まで太陽は長時間労働である。でも、文句を言うことはない。もちろん休みもない。毎日毎日淡々と我々を照らし、ときに嫌われ、ありがたがれ、それでも淡々と沈んでいく様は見ていて心苦しくなるほどに美しい。
わたしは年休120日はほしいし、1日8時間きっちり働いたら退勤したいが、天体や植物の淡々とした動きには見倣うべきものがある。
日の出前は一番冷えている。もう暖かい季節だからいいものの、冬は相当に冷えている。でも、冬の冷え方も良い。冬は日の出が遅いので長いことさんぽをしていて、明るくなり出したら帰るのである。太陽が出勤したら、わたしは帰る。交代制である。
冷えた空気、人の少ない街、新聞配達の人たちが働く音だけがする。都会も田舎もそれほどは変わらない日の出前の静かなひと時はわたしの大事な時間である。
帰ってきてブログ書いたらキレートレモンを飲もうね。
あまぐり。
あぐれ