よくやる遊びの話
寝る前や昼寝もどきをしているときによくやる遊びがある。
まずは環境を整えてほしい。
部屋は暗くするか、昼ならカーテンを閉めてなるべく室内の光量が減るように心掛ける。
温度は自由である。ただ、暑すぎても寒すぎても苦行になるので自身が快適な温度にしておくといいだろう。
無駄な音を切っておくことも重要だ。中断されると再び行う気になれない。
これで準備は整った。
あとは布団なり床なりに寝転ぶだけだ。
目を閉じて頭の中の余計なことを排除する。
自分が砂か水になったと想定して、手の先や足の先から少しずつ消えていくことを想像する。水だったらゆっくり溶けてどこかに流れていくイメージで、砂のときは微風で砂粒が遠くへ運ばれるイメージをしている。
これだけだ。
ちなみに全身消すのはなかなか難しい。がんばってもがんばっても、各関節が難関であり、その後胴がある。大きい部分になればなるほど難しいのだ。そして、時間がかかればかかるほど、邪魔が入る可能性も高くなる。
ネタバレをしてしまうが、これはある小説の主人公がしていた遊びを真似しているだけである。この遊びの応用で自分が白になることを連想したりもする。白になるのは割と簡単で頭の先が白くなってしまえばあとは上からゆっくり白くなる。
白くなったあとにどうするのか、どうもしないのである。白くなったら気の済むまで白くなっておく。
なんの意味があるのか、意味なんてない。遊びに意味を求める方が間違っている。積木くずしよりはまだ有意義な時間が過ごせると思っている。そもそも我が家には積木がないので崩せない。ない積木は積めない。
明日あたりから本格的に引きこもりになると思う。理由はツイッターにある通りだ。しばらく日光を浴びられそうにない。
ビタミン補給を大切に。
まぐれはずれ。
あぐれ