おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

美容師さんの話

またヘアモデルに行ってきた。

 

さすがにもう切るほどの長さはないのでブローモデルである。

今回の美容師さんには何度かブローをしてもらっていて、営業に入るためのテストモデルをお願いされた。いつだって勉強会やテストモデル、チェックモデルは緊張する。自分がモデルのときにだめだったら、その人の技術不足や緊張のせいかもしれなくても、自分が悪いのか?と少し不安になる。とはいえ、無料のトリートメントにつられて、てれんこてれんこ歩きながら美容室へまた行くのであった。

 

 

美容師さんたちはすごい。今までシャンプーは手袋をして洗っているのかと思っていた。素手だった。毎日、営業前営業中営業後に髪の毛を洗い、ベイマックスみたいな髪の毛がつかないようになるアレ(アレはなんというのでしょうか)を手入れし、床に散らばる髪の毛を掃除する。それだけやっても、アシスタントの人たちは都内で一人暮らしできるかできないかの給料だろう。根性なしのわたしにはできない仕事である。

寿司屋とまでは言わないものの、美容師さんのそれも修行に似ている。朝は先輩より早く来てサロンの掃除をし、ときにはモデルを取り、夜はまたモデルをとり、練習をし、先輩からのチェックで褒められ叱られ、先輩より遅く帰る。わからない、美容師さんたちから聞いているイメージである。

都内でスタイリストをして、ゆくゆくは地元に戻り独立したり、親の美容室を継ぐ人もいるらしい。飼われるだけじゃやっていけない、なかなかシビアな世界である。

 

 

 

これもまた今までの美容師さんたちに聞いた話だが、面接は私服でそのサロンに合った雰囲気のものを選ぶらしい。今までスーツでしか面接に行ったことがなかったので少し驚いた。驚いたものの、考えてみれば当然である。接客中にどんな服を着ようと思っているのか、サロンはそれが見たいのだからスーツで行ったって仕方がない。この話を聞いたとき、わたしは自分の見聞の狭さを恥じた。

 

 

 

美容室に行くと困るのが雑誌を読むのか、美容師さんと話すのか、というところである。美容師さんいわく「好きなほうでいい」とのことであるが、お客さんとの会話のために好きでもないドラマを見たり、話題のお店の情報を調べたりするらしい。なんだかそこらへんのサラリーマンと変わらないなーと思った。会話も接客のうち、というのはなかなか大変だ。さらに髪の毛を切ったり染めたりする技術も要求される。美容師さんはいろんなことをしている。すごい。

 

 

 

 

まあ、ここまで賞賛するのはわたしが美容系の職に就ける気もしなければ、センスのかけらもないので、それを持っている人には素直にすごいと表現した方がわたしの株が上がりそうな気がするからだ。斜に構えて皮肉を言ったり、重箱の隅をつつくような小言を吐くよりよっぽどいいと思う。簡易なセルフマーケティングというやつだ。

 

 

 

 

ここのところ名糖のレモネードを宣伝するのを忘れていた。

 

名糖 レモネードC 470g

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グレンラガン

あぐれ