おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

おひるねの話

ここのところやたらと天気がいい。天気がいいということはどういうことか、おひるねが捗るということだ。

 

 

昼寝はよい。何もしてないをしている時間である。

外を行き交う人たちが日光を浴び、電車やバスに揺られ他人との空気を強要される中で、ひとりゆっくり流れる時間を楽しむことができる。邪魔をするのは唐突に鳴る玄関のチャイムの音くらいである。ちなみにわたしはチャイムの音が嫌いで切ってある。宅配便のひとたちはそれを心得ていて、我が家のドアを叩いて知らせてくれる。なんとも心臓に悪く、同時に早く対応せねばと急き立てられるものである。

昼寝は宅配便が来ないときにしかしない。安穏とした時間を他人に踏み込まれたくないのである。ネット通販は全て日時指定しているので知らないノックには出ない。知らない人はこわい。

昼寝のときには携帯を機内モードにしてWi-Fiだけオンにしている。わたしの携帯に勝手に電話をかけてくるな、びっくりする。もはや携帯の意味はない。知らない電話はこわい、

 

 

 

 

昼寝をするから夜に寝られなくなるという論はわかる。わかるが、昼寝をしなくても夜は眠剤で眠れるか眠れないかというところだ。あまり変わらない。それに昼寝と言っても、しっかり眠れていることはあまり多くない。大抵、目を閉じて床から伝わる電化製品の音だとか、ときどき外から聞こえる鳥の鳴き声だとか、耳障りな救急車のサイレンなんかを聞いているだけである。正味、聞く気が なくても耳から入ってくる、仕方がない。

 

 

 

 

昼寝なのに寝ていない?という論もわかる。本当に寝たいときは眠剤抗不安剤を使っている。こちらは寝るのも一苦労なのだ。薬さえ飲んでしまえば昼なら1時間は死んだように眠っているはずである。

 

 

 

 

そんなところで今日もカーテンを閉め切ってのんびり床の冷たさと響く家電の音を楽しむのである。

 

 

 

 

今年のGWはそういう日程ね。

 

 

 

 

はまぐり。

あぐれ