かえるの話
朝からよく雨が降っている。
雨といえば、傘。
雨といえばかえるである。
今日は夕方まで予定がないのでベランダの雨音をのんびり聞いている。
暇は良い。
車が濡れた道路を走る音。不思議な気分になる。
タイトルは今のんびりやっているゲームの話である。旅かえるというアプリだ。
iPhoneで出ているのかは知らない。
基本的に放置ゲーなので暇な無職には向かない。
進め方は、かえるの世界の通貨で食料や道具を買って支度をし、かえるが勝手に旅に出る、かえるが写真を撮ってきたり、おみやげを持って帰ってくるので、それを集めるなりなんなりする、くらいである。
書いていてつまらないアプリに思えてきたが、かえるがかわいいのですべてが許される。
こんな感じ。
無駄にねずみと一緒の写真ばかり選んでしまったが、ねずみよりも推しの相方がいる。かわいいのでやってほしい。
最近はあまりそういうこともなくなったが、少し前までは兄弟に会ってるときにかえるが帰ってきた通知が来ると、かならず
「かえる見ていい?」
と聞いてアプリを開いていた。
ちなみにそんなに頻繁に帰ってくるかえるでもない。かえるが家にいたら早く旅に出てほしいし、旅に出てたら早く帰ってきてほしい。
完全にニートの子どもを持つ親の気分である。人間はわがままだ。
かえるのアプリは課金するとかえるがどんどん写真を撮ってくるのかというと、そうでもないらしい。
課金する気は最初からなくて、攻略サイトを読んでいたらわかった。ほのぼの進めるゲームだって容赦なく攻略サイトを読む。ネタバレだって気にしない。既知で興味が失われるような事柄なら最初からその程度のものだったのだ。かっこよく言ってみたつもりだが、早く知りたいのはそういう性分なのだから仕方がない。
あとこのアプリのいいところは変な広告が少ない。
広告が出るのか
と思われそうだが、自分で広告を見るか否か選択できるので想像よりも鬱陶しくはないと思う。かえるはかわいい、
かえる繋がりで3年前くらいにかえるを食べたことがあった。もちろんちゃんとした料理屋さんだ。
興味本位だったが、よく言われているように鶏肉みたいだった。スーパーで売っていて、安ければ買うかな、くらいのものである。
かえるがああいう感じなのだから、たぶんヘビやイモリも調理法を間違えなければそれなりにおいしいのだろう。問題は小骨が多いか、肉の量がどうか、それくらいである。
かえるのゲームの話から、かえるを食べる話になり、いささか下品かと思われるかもしれないが、わたしは金魚だって非常食のつもりで飼っている。人間だって食べなきゃ生きていけないのだ。
適当に自分を正当化したところで、午後の予定の準備をする。
キレートレモン飲むの忘れてた。
雨ばっかりでもぐれないでね。
あぐれ