おかかえのあたま

ぐれたりぐれなかったり

昨日の夢の話

「昨日の」とつけるだけで、それが寝ている間に見る夢だとわかる。 日本語は便利だ。

わたしは毎日夢を見る。毎日は見ない方がいいらしい。 ノンレム睡眠のときに起きているということだろうか、双極患者は抑うつ軽躁羊の夢を見るか。自分の感情に振り回されたくない。脳みそを取り替えたい。もしくはもっと馬鹿ならよかった。 あんまり寝た気はしない。つまりそういうことだろう。

さて、昨日の夢の話。 料理をしていた。料理途中で包丁を洗った。洗っても洗っても汚れが落ちる気がしないので、念入りに洗った。気付くと自分の手を削りながら包丁を洗っていた。 こわくて仕方がなかったけど、やめたらもっとこわくなる気がしてやめられなかった。途中からは手も痛くなってきた。隣では火にかけた鍋が今にも沸騰しそうに湯気を上げていた。

それだけの夢である。 ちょっとホラーな気もするが、お化けは出ない。ただ、最近は実家の人間が出ない夢を見ると大抵がこういう雰囲気で少し嫌になる。主治医に話したら眠剤を増やされそうな気がする。ギャバグリシンでも飲むか。

途中から感覚が戻ってくる夢はよくある。あれは何故だろう。脳が現実と錯覚しているのだろうか。思い違いも甚だしい。現実の不安や焦燥感を除く努力はできないのか、無能である。 わたしの夢は全部色付きである。白黒の夢も見てみたい。どんな感じだろうか。テレビから髪の長い女の人が出てくる可能性があるなら嫌だ。こわいものはできるだけ避けて生きていきたい。

なぜ包丁を洗い続ける夢を見たのだろうか。最近は確かによく料理をしている。 思い出したらこわくなってきた。ホラーというより、手の力が抜けるようなこわさである。わたしはそういう類の話も苦手だ。力が入らなくなる。

だめだ、うまく打てなくなってきたのでここまで。

やさぐれ前のレモネード。 あぐれ