金魚を戻したの話
掲題の通りである。
昨日さんざん
「終わらない」
「もっときれいにしたい」
「水質が」
云々言ってた割に一晩寝たらやはりどうでもよくなった。というか、水をじゃばじゃばJavaScriptで入れ替えていたら、そこそこにきれいな雰囲気が出てきたので、米びつの水と5分くらいかけて合わせて金魚鉢に放流してきた。
水合わせ5分だと、まあしぬかもしれないんだけど、水質あんまり変わらんよな~という期待があった。めちゃくちゃ丁寧な人たちはドモホルンリンクルよろしく、1滴1滴垂らして合わせるらしい。わたしも初見の金魚だったらそれくらいするかもしれない。
というか、買ってきたらまずは塩浴である。ぺろっと舐めて「しょっぱ!」となるくらいの塩水に放り込む。これで大体の菌は死ぬ。弱った金魚は元気になる。転覆系の病気は多分治らない。なんだか銀座もやや右に傾いて泳いでる気がするんだけど、病気なのかただの個体差なのかどうなんだろう。
ともあれ、とにかく金魚は金魚鉢へ、インド人を右へ。
やっぱり住居を変えるとめちゃくちゃ怒るんだけど、怒るというより本能的な反応なんだろう。部屋の中に入れておいてももちろんかわいいが、かわいいだけでは世の中どうにもならない。わたしが米びつをひっくり返して金魚は翌朝ご遺体で発見されてしまう。ひっくり返らない水槽だと布団を突っ込んでびしょびしょにしてしまう。人と金魚は交わらない運命なのである。
そういえば、金魚の写真付きの本を以前はたくさん持っていた。たくさんと言っても4冊くらいか。抑うつが激しいときに字が読めず嫌になって捨ててしまった。写真だけ眺めていればいいという話だが、字を読めないのが屈辱だったのだから仕方がない。
捨ててしまったものの、Amazonには置いてあるらしい。
金魚-長く、楽しく飼うための本 (池田書店 もっとわかる動物のことシリーズ)
- 作者: 川田洋之助
- 出版社/メーカー: 池田書店
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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金魚図鑑はこれじゃないのがあったと思う。調べるのが面倒になった、というよりスマホからだと上部の検索機能がだんだん見えなくなる。なんだこれandroidだけのバグか?
怒ってたら直った。
「何もしてないのに壊れた!」とは逆である。怒らなくても直ってほしい。
この金魚図鑑はよかった。
一度捨てた手前またほしいとは言えないものの、金魚マスターを目指すならば是非とも購入してほしい1冊である。アフィカスブログみたいになってしまった。個人的には大きい書店に行って(不本意ながらも)ペットコーナーの熱帯魚欄にあればラッキーくらいの本だと思う。見付けたら立ち読みくらいはしてあげてほしい。写真が良い。4年前くらいは割とどこでも置いてあった。最近は知らない。
わたしが学生だったらたぶん大学の図書館に買わせたと思う。よくわからないが、母校の図書館はもっともらしい理由をつければいくらでも本を買ってくれた。わたしは月に2冊くらいのペースで買ってもらってたと思う。もちろん所有者は図書館であるが、貸出期間の2週間家に置いてあるのか、図書館にあるのかの違いでそんなことはどうでもよかった。母校の図書館は利用者が少ないのか貸出の冊数だか、利用回数に応じて図書カードもくれた。あれはどういう仕組みなんだろう。大学に金を払っているのに金券で僅かに戻ってくる。正直言って「この大学って馬鹿なんだな~」と通いながら思っていた。無論、わたしも馬鹿である。
さて、金魚を戻した話である。
金魚鉢に放流してから1時間弱経過した。
どうやらご存命である。
写真を載せた割にどこがきれいになったのかと問い詰められそうな気もするが、水が割ときれいになった。玉砂利と黒砂も洗った。鉢の苔も3割くらい落とした。これ以上やるときれいになりすぎるのでやめた。来月くらいにはまた青色水に戻ればいいと思う。こんな鉢の底まで見えるような水の中で金魚が長生きできるのか心配である。そもそも猫やカラスに見付けられやすくて心配である。どれだけ貶しても金魚は金魚、かわいい金魚は正義である。抗いようのない事実なのだ。
今回の金魚鉢掃除でわかったことは、鉢の苔は気になるならこまめに掃除しておくか、苔を食べる生体を入れるか(ミナミヌマエビを入れていたが全滅した)、生やしっぱなしで気にしないかのどれかにするべきということだ。苔だらけだと汚く見えるからそこそこきれいにしておきたいが、今後全部きれいにするというのも難しいと思う。つまり、生やしっぱなしにしておくことにする。金魚はそんな細かいことを気にしない。わたしが気にしたって仕方がないのである。死ぬときは死ぬ。
あとは意外と鉢の縁にカルシウムがかなり析出してしまった。これは面倒なのでとらなかった。2年後くらいにまた掃除することになったら、メラミンスポンジでわしわし取ろうと思う。
ここのところ金魚の話ばかりしてしまう。
レモネードを飲むべきである。
やさぐれ金魚。
あぐれ