詐欺
少し仲が良いかなと思っていた知人に連絡を取っていた。
やり取りしているうちにこちら側の調子が悪くなってしまい、「頭の中で整理するのが難しくなってきたから少し返事が遅れるかもしれない」という旨を伝えた。
つらい、かなしい、くるしい、気持ちがうまくコントロールできなくてそういう状況で返事をすると大抵思ってもいないことを書き連ねたり、前後関係が意味不明で支離滅裂もいいところな文を書きがちになる。そういうのが嫌だったので申し訳ないけど断りを入れたつもりだった。
「どうせ薬飲めばいいんじゃないの、死ぬわけ?」
「通院してるなら生きる気まんまんじゃん」
要約するとこういう返事が来た。
わたしそんなに死ぬ死ぬ詐欺みたいなことしたのかな。
確かに死にたいと思うし、薬を飲めば落ち着くことの方が多いけど、できれば頼らず過ごしたい。ただ、反論したくてもできない。どうせ死なないし、通院してるのはその通りだから正しいことを言われてるはずだけど、なんだろうね。
こうやって書いてその子のことを貶めたいのかな。ごみみたいな人間の思考だ。
なんかもうこの子とは予定を立てたくないし、出来るかぎり連絡も取りたくない。自分勝手なのはわかる。でも、なんとか守ってる部分を目の粗いやすりで削られるようなことされたくない。
どうせ何かあったら実家に逃げ帰れる人の意見だよ、わたしの方ががんばってるって言い聞かせて自分のこと認めてあげるしかない。本当にくそみたいな発想しかできない。なんなんだろう。
眠剤飲んで寝よう。考えたって仕方ないよ。どうせ薬を飲めばある程度落ち着くし、死ぬ死ぬ言うのも詐欺みたいなものだよ。ただのゴミメンヘラだと思ってくれればいいよ。事実だから。
やさぐれておこう。
あぐれ